初めまして、モンパナマ日本担当のTomokoです。
今日は、世界中で愛されるパナマ帽の魅力をご紹介できればと思います。
MonPanamaのブランドオーナー、アン・クロードに出会うまで、職人技の結晶と言えるパナマ帽について私は無知同然でした。
エクアドル人のご主人と長年バンコクに住むスイス人アン・クロードが熱心に教えてくれたのは、パナマ帽=パナマ産ではなく、実はエクアドルの職人の手仕事で造られている、ということです。
「エクアドル帽」でも、「トキーラ帽」でもない、誤解を招くこの名称の由来はパナマ運河建設にまで遡ります。
#1
ルーズベルト大統領が愛した最高級のパナマハット
パナマハットは、1600年代よりエクアドル共和国の名産品ですが、世界中に知
れ渡ったのは、20世紀初頭。中南米への勢力拡大を目論んだアメリカのルーズベル
ト大統領がパナマ運河建設の視察の際に被っていた姿がニュースになり、エクアド
ルではなく、パナマハットと呼ばれるようになった、と言われています。
本場のパナマハットは、エクアドル産の天然のトキヤ椰子を使った熟練職人の手
仕事仕上げ。大量生産のストローハットとは品質がまったく違います。ツバの大き
さや中折れの形状など、スタイリッシュなディテールのデザインにもこだわり、編
み目が細かな上質なハットは長く愛用できる高級品です。
#2
密林の固有種素材を使ったユネスコ重要無形文化財の技
アン・クロードは高級ホテルのバイヤーをしていた当時、お洒落なジェットセッタ
ーたちが高品質な夏用のハットを必要としていることに気づきました。そして向か
った先は、南米エクアドル。上質なトキヤ草の産地でユネスコの重要無形文化財に
も登録されている芸術的な匠の技に巡り合いました。
現地でパハ・トキヤと呼ばれる天然のトキヤ草は、エクアドルの希少な固有種。
パナマハットに使われるのは、密林に分け入って厳選収穫される新芽のごく一部で
す。それを煮沸し、自然乾燥して硫黄で漂白すると、素朴な茶褐色の繊維がエレガ
ントな白に生まれ変わります。織りの工程は、完全分業。ハットの上部のクラウン
やツバの部分を指すブリムの編み込み、その編目を引っ張って固定させる締め付け
や木槌で叩いてしなやかさを出す作業など、先祖代々の技を受け継ぐ専門の熟練職
人たちが一つひとつ丁寧に仕上げています。エクアドルの誇りをかけて作られる最
高級のパナマハットは、ため息が出るほどの美しさです。
そんな「モンパナマ」のハットを扱える実店舗は海外のフォーシーズンズやザ・
リッツ・カールトン、ラッフルズ、アマンリゾートなどの超一流のホテルショップ
のみ。入荷数が少なく、心待ちにしているファンも多いので、すぐ売れ切れてしま
います。
日本でのお問い合わせは下記まで:
Tomoko Suneya
Mobile: +81(0)70-8353-5650
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